舞浜地区の被災状況


 被害が最もひどかったのが「舞浜地区」。ディズニーランドの目と鼻の先の住宅街です。
 戸建て中心で、液状化の被害をもろに受けました。大半の家々があちこち傾いています。

 ここは「浦安のビバリーヒルズ」、ディズニーランドへ徒歩5分、1戸2億円を上回る高級住宅街でした。
 今は・・・、避難命令でゴーストタウン。街中の道路は全面封鎖。真っ暗で人気が無く、昼間でも怖い場所です。5cm以上陥没傾斜すると「復帰不可能、すぐに倒壊の恐れあり」となるそうで、現在は3cmを超えた状況。もう一度大きな地震がきたら、町ひとつが完全に全滅します。

 ディズニーランドの目と鼻の先が、こんな状況。
 市外の方々は誰も知らない(知らされていない)。

 浦安の悲劇は「状況を誰にも知らされていない」ことです。
 近隣のどこからも支援が来ず、悲劇が闇の中に埋没しています。


舞浜駅南口の階段下


舞浜駅南口の階段下

(土屋一成、2011年3月17日)

 

【2011年3月18日】

 舞浜駅の1階部分、地盤沈下の影響で写真のように足元の危ない状態となっています。


舞浜駅南口バスターミナルの歩道


舞浜駅南口近くの通路(地盤沈下で土間コンの空隙が見える状態)


ディズニーランド(舗装部分など外観的には異常なし)


舞浜地区の住宅街