室内側木製窓枠の塗装

室内側の木製窓枠は写真にみられるように経年変化により、塗膜が弱くなり、表面がひび割れたり剥がれたりします。塗膜が剥がれた状態になると木製窓枠自体が痛んでくることになります。日本の昔の住居はペンキを塗る場所がないことから、私たちもペンキを塗るという考えに至りませんが、これは私たちが日常のメンテナンスとしてできます。
【作業手順】
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カーテン、カーテンレールなどを外す。また、作業の邪魔になるテレビなどを移動する。そして窓枠の下を古新聞などで養生し、ペンキが落ちても床を汚さないようにする。できる限り、広く養生した方が何かの時に安全。
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木製枠に接するアルミサッシ枠部分、そして壁紙をその境界線からマスキングテープで養生する。アルミサッシ枠側は次の下地処理のため、マスキングテープを2枚重ねにする。
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ペンキが塗られた木製枠の表面を240番の紙やすりこすり、劣化したペンキを除去する。塗重ねる色が同色であれば完全にペンキを除去する必要はない。なお、この時、アルミサッシを紙やすりで傷つけないように注意して作業する。硬いものをぶつけたりして凹んだ部分がある場合、市販のパテで穴埋めをし、固まったら紙やすりを角材に巻いて他の窓枠部分と均一の高さとなるように擦って削る。
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ペンキを塗る。一度に厚塗りしようとせず、2回に分けて塗る重ねる。
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ペンキが完全に乾いたら、マスキングテープ、古新聞などの養生材を撤去し、カーテンレール、カーテンを取り付け、家具などを元の位置に戻す。
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