利根運河

 

利根運河の歴史、見どころ

 明治19年(1886年)、オランダ人技師ムルデルの設計により着工された利根運河は1890年に開通し、江戸川と利根川との水運に大きく貢献しました。しかし、陸上交通の発達と1941年の洪水で堰が崩れたことにより、運河として使われなくなりました。現在は運河水辺公園としてサイクリング、遊歩道、憩いの場として利用され、流山市の「新100か所めぐり」の最初が利根運河となっています。そして2006年に『土木学会選奨土木遺産』、2007年に経済産業省により『近代化産業遺産』、同年、「美しい日本の歴史的風土100選」((財)古都保存財団)の「美しい日本の歴史的風土準100選」に選ばれています。
 近くには東京理科大学の理窓会記念自然公園東深井古墳群もあり、バードウォッチングを楽しめる場所になっています。
 流山市観光協会から発行の『利根運河絵図』(下図。眺望の丘の掲示と同じ内容)は利根運河周辺の見所をまとめた内容で後述の利根運河交流館で入手(2009年7月現在)できる他、Webサイトで同じ内容を閲覧できますので散策の参考となります。また、2010年4月、運河駅近くにレンタサイクル(当面は土・日曜、祝日 ※年末年始を除く)がスタートしています。


ムルデルの碑

[クリックすると説明文が拡大されます]

利根運河絵図』(流山市観光協会)
 

利根運河絵図(眺望の丘)
[写真の上・下をクリックすると拡大表示]

 

利根運河交流館

 利根運河沿いの利根運河交流館で利根運河の歴史を学ぶことができます。以前は国土交通省の運営でしたが、現在は流山市の運営となり、休館日は月曜日・火曜日(但し祝日と重なる場合は翌日)となっています。


利根運河交流館
(国交省・運河出張所1F)
流山市西深井836 (TEL 04-7153‐8555)

利根運河交流館の展示

利根運河交流館の展示 

利根運河交流館で入手した
利根運河の歴史を紹介するリーフレット

 

利根運河の風景

 江戸川と運河の合流点から「運河水辺公園」が始まります。流山市寄りは手賀沼自転車道(一般県道我孫子流山自転車線)となっています。


江戸川と運河の合流点

合流点近くの休憩所 

自転車道路(前方は運河大橋)

流山側は新川耕地が広がる

運河の風景(水鳥が泳ぐ)

運河橋(周囲は公園として整備)

運河駅方面(運河橋とふれあい橋)

利根川側の運河 

眺望の丘

運河の風景

運河水門

明治時代の運河の遺構 [写真にマウスを]

運河水門近くの休憩所

利根川と運河の合流点

【リンク】